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【第30回JTF翻訳祭2021】(4)

前回の記事↓

ip-related-english-helper.hatenablog.com

の続きです。予告通り

「海外の翻訳会社の選び方・つきあい方」
 原 真理恵 さん(株式会社RWSグループ)
 マイアット かおり さん(Word Connection sarl)
 松田 浩一 さん(英日翻訳工房)

の録画を視聴しました。日本人の翻訳者さんは自己アピールがあまり上手でない、という話は耳が痛かったです。

私自身の話をしますと、LinkedInで海外の翻訳会社やリクルーターの方とやりとりをしていて感じるのは、単刀直入に報酬のことを自分から話題にしても全く問題ないということです。採用プロセスで必要となる書類を提出したりトライアルを受けたりする前に、単価を教えてもらえるのでお互いに時間を無駄にする必要がなく合理的だと思います。自分の知りたいことだけ聞いてきて、答えがわかったら何も返信してこない人がいたり、単価が安い会社やCATツールのマッチ率に応じた単価割引を適用している会社が多い印象ですが、これは、自分の宣伝の仕方が悪い可能性もあるかもしれません。リスク分散のためにも海外の会社からも仕事がもらえるようにしたいのですが残念ながらまだ合意に至ったことはありません。

同じく

機械翻訳とは何か?どこから来て、どこへいくのか?」
 中澤 敏明 さん(東京大学大学院)
 高橋 聡 さん(個人翻訳者)

も録画を視聴しました。機械翻訳の特徴などをわかりやすく説明されていて面白かったです。機械翻訳に少しでも興味がある人におすすめです。人間翻訳者が機械翻訳に負けずに食べていくにはどうすればいいか、というところで中澤先生がグラフを使ってされていた説明には説得力がありました。私も知財の分野では機械翻訳に負けないと堂々と言えるようにこれからも頑張っていきたいと思います。

最後に

「これからの翻訳業界での働き方を考えよう 第2弾」
 古河 師武 さん(株式会社インターブックス)
 成田 崇宏 さん(株式会社ホンヤク社)

の動画も視聴しました。翻訳会社に限らず、在宅勤務を導入している企業、または在宅勤務を導入したい企業にとって参考になる情報だと思いました。

第30回JTF翻訳祭2021に関する記事はこれが最後となります。ここまでお読みくださった皆様、有難うございました。